なぜこんなに商店街に惹かれるのか、自分でもよくわからない。ただ、ここでしか手に入らないものがあるからでは?と思っている。
欲しいものがハッキリ決まっていて、それだけを手に入れたいと最初から決まっている時ならネット店舗で良いと思う。便利だし、楽だし、確実だし。
でも、時には「なんとなくアレが欲しいけど・・・」くらいなゆるい動機で、「買い物にふらふらと行きたい時」がある。買い物という「体験」がしたい時。八百屋さんの店先の果物を眺めたり、本屋さんで、気になる雑誌を立ち読みしたり。目的がなくたって、100円均一の店に入れば、2,3個は欲しいものが見つかる。
無駄使いと言えばそれまでだけど「買い物という体験がしたいんだから良いじゃないか」とも思う。
ネット店舗は、モノを「安く早く手にできるかどうか」だけにフォーカスしており、「買い物をするという体験」は無視している。無視しているというか、ネットではその体験を提供することはできないんだろう。
そこに行かなければ手に入らないものがある。ネットを使っても手に入らないものは、我々が思っているよりたくさんある。