Sakak's Photo Blog

写真の楽しさに気づけなかったら、たぶんブログはやめていた。

都会と都会的

Marunouchi

夏頃に、モトシさんと東京駅の丸の内北口で待ち合わせて、そこからカメラを持ってブラブラした。少し歩いた後、休む場所を探していったん立ち止まったのがこの場所。

「都会の中のオアシス」といった感じだった。良い感じだった。自由気ままにくつろぐ人達も含めて、私はその場の空気に少し飲み込まれた。名古屋の田舎ものにとっては、パンチの効いた贅沢な場所だった。写真を見ながらその時の気持ちを思い出した。この場所で、モトシさんと談笑しながらソフトクリームを外で食べるには、私にはあと1年くらいかかりそうだ(笑)。

名古屋にも、都会的な場所は一部ある(名古屋駅付近ね)。一部あるけど、この写真のような場所は私の知る限りない。こんな空間を用意できる「センス」とか「経済的な余裕」とか「人々の心のゆとり」が、名古屋にはない。

東京や大阪は都会だと思う。名古屋には「都会的なもの」しかない。それが名古屋なんだと思う。別にそれで良いと思う。名古屋が都会を目指す必要はないんだと思う。名古屋にしかないものを、伸ばしたり、続けたりすれば良いんだと思う。

だって、名古屋は1つしかないんだから。都会に行きたければ、東京や大阪に行けば良いんだから。

(丸の内/東京、NEX-5N+MC ROKKOR-PF 50mm F1.7)